1: : 2020/12/14(月) 07:30:20.06 _USER9
12/13(日) 15:55
週刊SPA!

東大生が『チェンソーマン』以上に『ファイアパンチ』を絶賛する理由
ファイアパンチ
―[貧困東大生・布施川天馬]―

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。
読むべきマンガは『鬼滅の刃』だけじゃない

 みなさんはマンガは好きでしょうか? 僕は大好きで、面白そうな作品があるとついついまとめ買いしてしまいます。

 最近は『鬼滅の刃』の大ヒットを筆頭にマンガブームが到来。面白い作品もどんどん増えていますから、チェックしたいマンガがどうしても多くなってしまい、時間がいくらあっても足りず、大変な思いをしています。

 昔は「マンガはくだらない娯楽だ!」といわれていたようですが、最近ではむしろ幅広い層に受け入れられており、世界中でも日本のマンガは評価されているなど、その地位は向上しているように感じます。

 また、「マンガで学ぶ○○」などのように、「難しいことをマンガを通して学ぶ」という企画も多く見受けられます。『マンガ日本の歴史』のようなものもあれば、難解な古典をマンガにまとめてくれている作品も増えている気がしますよね。

 僕も先日、なかなか原著に手が出なかった『古事記』についてマンガでわかりやすくまとめてくれた本があったので、入門編として読みました。
マンガには「面白い」以外にも効果効能がある

 さて、このような「勉強が目的のマンガ」以外にも勉強になるマンガというのはこの世に意外と多く溢れています。

 たとえば、『はだしのゲン』なんかは原爆の悲惨さや戦争体験の壮絶さなどの情操教育には非常に効果の見込める作品ですが、作品のタイトルには「マンガで学ぶ~」のような文字は入っていません。

 もともと『週刊少年ジャンプ』で連載されていた作品であるということを考えると、非常に意義のあるマンガ作品であったように思います。

 最近の『ジャンプ』発のマンガにも多様な学びを得られる作品が少なくありません。今回は僕たち東大生が「非常に深い!」と絶賛する、ジャンプで連載されていたあるマンガ作品をご紹介したいと思います!

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https://news.yahoo.co.jp/articles/87c0aad2769cc9ba07e8d7d49a7ebd554be81524
>>2続く

2: : 2020/12/14(月) 07:30:28.04
毎週、大きな反響を生んできた『チェンソーマン』

 みなさんは藤本タツキ先生の『チェンソーマン』という作品をご存じでしょうか? 『週刊少年ジャンプ』にて連載中のエログロ満載ダークファンタジーで、12月14日発売号をもって最終回を迎えることも大きな話題となりました。

 最近は『鬼滅の刃』ブームがあまりにすごいため、ジャンプといったら『鬼滅の刃』という印象しれませんが、僕は『チェンソーマン』を一番注目してきました!

 魅力的でありながら、どこか退廃的なキャラクターや世界観と、予想もつかない衝撃的な展開が人をひきつけてやまない『チェンソーマン』。毎週、掲載誌が発売される月曜日になると、Twitterでトレンド入りするほどに注目を集めているアツい作品になっています。
同じ作者の『ファイアパンチ』はもっとすごい!

 しかし、そんな『チェンソーマン』以上に「勉強になるマンガ」として東大生が絶賛してやまないのが、同じ藤本先生の『ファイアパンチ』です。こちらは雑誌版ではなく『ジャンプ』公式のマンガアプリ『ジャンプ+』にて、2016年4月から2018年1月まで連載されていました。

 あらすじを簡単に説明すると、「祝福者とよばれる超能力者が存在する世界で、ある日『氷の魔女』を自称する者により、世界は雪と氷に閉ざされてしまう。そんな極寒の毎日を細々と生き抜く主人公とその妹だったが、突如訪れた帝国の軍人を名乗る男に妹が焼き殺されてしまう。主人公も炎に焼かれるが、強い再生の能力を持つ彼は炎に身を包まれながらも息絶えず、妹を殺した軍人への復讐を誓い立ち上がる」といったところでしょうか。

 もうあらすじからすでに衝撃的ですが、この作品の本当にすごいところはここではありません。このマンガは「社会学」が学べるのです。
「人間は社会的な動物」とはどういう意味か?

 元来、人間は社会的な動物であるといわれています。人は一人では生きていけず、何人もが集まってそれぞれのコミュニティを作って生き抜こうとしますが、その際に人は自らの「見られ方」を演技によって補います。

 たとえば、子供の頃を思い返してみてください。あなたには地声で適当なことを言っていたお母さんが、かかってきた電話を取った瞬間! いきなり声のトーンが上がって、さも上品そうな声で対応し始めたなんてこと、覚えはありませんか?

 大人になるとよくわかりますが、「家の中のプライベートな顔」と「よそ行きの顔」とは使い分ける人がほとんどになるかと思います。要はこれです。
>>3続く

3: : 2020/12/14(月) 07:30:34.26
『ファイアパンチ』が描く人間の「演技」

 誰しもがその時その時で「自分の見られたい自分」になるように演技をします。

 通常、これは無自覚に行われているのですが、だんだんと身に染みてクセとなり、「電話に出たときの声のトーンのアップ」は自然なふるまいとなっていきます。そして、電話をかけた相手からは「なんて上品な方なのだ」と思われることでしょう。

 これは逆にいえば、自分で「こう見られたい!」と思う自分を意識して演技し続ければ、そのような自分になることができるということです。

 つまり「人間は演技を通して本物の自分を作り上げていく動物である」といえますが、『ファイアパンチ』はまさにこの「演技」がテーマになっているのです。
「こうありたい自分」に振り回される登場人物

 一度、通読しても「よく意味がわからなかった」という方は、主人公アグニと映画狂の女トガタの言動についてぜひ注目してみてください。

 この作品に出てくる人物の誰しもが「本当の自分」ではなく、「こうありたい自分」や「こう振舞うべき役割」などに振り回されながら、自分の人格を形成していく様子がはっきりとわかるはずです。

『ファイアパンチ』は人間の社会的な役割と、それが与える人格への影響をマンガという形で観察することができる非常に稀有な作品なのです。全8巻と読みやすい分量ですし、電子版も発売されていますので、一気読みされてもいいかもしれません。
マンガが「学ぶメディア」として優れている理由

 マンガで勉強するといっても、なかなかイメージがつかない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この『ファイアパンチ』のように大学以降で扱うような難しい学問についても、マンガを通じてその一端を感じ取ることはできます。

 もちろん、このマンガで描かれていることが社会学のすべではありませんし、教科書ではないので丁寧な解説がなされているわけではありません。しかし、社会学の根幹をなす要素をとても面白く表現してくれていると思います。

 ここから興味が出てその学問を志すようになればいいですし、そうでなくても「こういう考え方があるのか」と思うだけで、知見は確かに広がるはず。マンガは勉強のきっかけとして、非常に有効なメディアです。皆さんもぜひマンガを賢く使って勉強してみませんか?

―[貧困東大生・布施川天馬]―

【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中

8: : 2020/12/14(月) 07:36:08.78
東大生が絶賛するからなんだってんだ

12: : 2020/12/14(月) 07:39:51.16
チェンソーマンもファイアパンチも人を選ぶから無理に勧めるとそれこそ「チェンソーマンハラスメント」になってしまう。

16: : 2020/12/14(月) 07:44:09.74
週刊誌が漫画アニメに上から目線

17: : 2020/12/14(月) 07:46:26.51
チェンソーマンは週刊より月刊で読みたかった

30: : 2020/12/14(月) 08:08:08.04
ファイアパンチ再評価の流れキター
まぁ、鬼才だよ

43: : 2020/12/14(月) 08:37:34.75
チェンソーはまあいいけど、ファイアパンチは酷いよ

46: : 2020/12/14(月) 08:47:39.98
テレビマンが大好きな東大生

48: : 2020/12/14(月) 09:00:10.49
ファイアパンチって出オチだろ?
中盤からもうついていけなくなった

58: : 2020/12/14(月) 09:19:05.62
一気に読むと面白い。
リアルタイムで読んでた時はつまらんかった。

60: : 2020/12/14(月) 09:22:09.99
チェンソーはかなり絵が荒かったけど
ファイパンはずっと綺麗

65: : 2020/12/14(月) 09:36:25.50
キャラがみんな同じに見えてだめだ

引用元https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1607898620/