「マスクが手に入らない」と嘆きの声が上がっていたのは、もはや過去の話。既にディスカウントストアや100円ショップなど、多くの場所でマスクは安価で入手できる状態となっている。

マスクが手に入りやすくなったことは確かだが、決して「マスクの価値が下がった」というわけではない。
事実、今も街を歩けば見かける人の大半がマスクをしているほか、マスクを着用していなければ入店できないショップも多く存在する。

そのため、定期的にマスクを購入している人は決して少なくないはずだ。

世間の人々が今一番何を欲しているのか…。
その答えを知るのに最適なアイテムが『ドン・キホーテ』に設置されていることをご存知だろうか。

新型コロナウイルス流行の余波を受け、現在多くのドンキでは店頭にホワイトボードを設置し、人気商品の在庫状況や陳列フロアを明記しているのだ。

国籍や老若男女を問わず、様々なユーザーから愛されるドンキのホワイトボードを見れば、世の消費者の関心が一目瞭然というわけである。

ドンキに足繁く通っていた記者は、ホワイトボードのお陰でマスクの在庫状況が日々好転していく様子を自分の目で確認することができた。

しかし、いつの間にかマスク以上に「売り切れ」が続いている覇権商品が頭角を表していたのだ。そう、『Nintendo Switch』である。




都内のドンキ数カ所をチェックしたが、どの店舗でも連日『スイッチ』本体や周辺機器は売り切れと表示されている。
一方のマスクはどこの店舗でも「在庫あり」の状態で、購入時の個数制限すら設けられていない。


新型コロナの影響で「外出自粛」が促されていた期間中、『スイッチ』やゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』の人気が急激に高まったのは記憶に新しいが、「緊急事態宣言」が前面解除された現在もその勢いは衰えていないよう。

ネット上を見ると、「スイッチがどこに行っても手に入らない…」「入荷したと思ったら速攻売り切れてる」といった悲鳴が多数確認できた。
マスクの「在庫あり」が平常運転になったドンキならば、『スイッチ』の在庫が潤沢になる日も遠くはないかもしれない。

https://sirabee.com/2020/06/17/20162350515/