新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、マスクは必携アイテムの1つ。
一時期は価格が急激に高騰するインフレぶりが見られたが、いわゆる
「マスクバブル」はもはや収束したと言っていいだろう。

6月上旬、記者（私）が都内を散策していると、『ドン・キホーテ』の前に
何やら看板が立てられているのを発見。ただの看板であったら迷わずスルーし
ていたのだが、そこには「マスク10円」という目を疑うようなキャッチコピーが
書かれていたのだ。




「平日限定販売」とのことなので、一度日を改めて出直すことに。しかし、
いくら何でもマスクが10円で販売されるなどということがあり得るのだろうか…。

「マスクが10円で手に入る」と考えると気分が昂ってしまい、なかなか寝つけ
なかった。そのため、朝7時から販売が開始されるという「10円マスク戦線」に
大きく遅れをとってしまう事態に。

マスクのストックに余裕はあるのだが、ものは試しで1枚買ってみることに。
しかし、レジの店員にマスクを手渡すと「こちら9円になります」という耳を
疑うようなひと言が。

恐らく聞き間違いだろうと思って10円を渡すと、1円のお釣りが返ってくる
ではないか。異変に気づいた記者が思わず店員に訊ねると、「はぁ…。でも
レジを通すと9円なんですよ」「お買い上げの皆様には9円で販売しています」
とのことで、店員も「提示金額との矛盾」には当然気づいている様子。

レシートを見ると、「マスク10円　\9」というよく分からない表記が確認できる。