日常生活の移動手段として、よくバイクを利用する方がいらっしゃるかと思われますが、この「バイク」、地域によって、あるいは個人によってさまざまな呼び方をする乗り物です。 自分が当たり前のように呼んでいた名前が、実は他の地域では通用しないということも…。 9月3日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、あるおたよりをきっかけに、「私はバイクのことをこう呼んでる」という意見が多数届き、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

この呼び方はウチの家族限定？
「お寺さんがバイクに乗って来ることを『トポに乗って来る』と言ってましたが、私の父は『パカパカ』と呼んでました。
小学校の時、暗くなって同級生に『お父ちゃんがパカパカで迎えに来る』と言ったら笑われました。

パカパカってみんな使ってると思ってましたけど、そういえば祖父や父はバナナを『パナ』と言ってました」（Aさん）

つボイは「日本人は濁点や半濁点の使い方がいい加減だったりする」と語り、特にお年寄りの方で百貨店のことを「デバート」と呼んでたりするのを聞くことがあります。

そして、愛知県一宮市出身のつボイは、バイクのことを「ポンポン」と呼んでいたそうですが、Aさんの地元、愛知県西尾市で「パカパカ」が定着していたというわけでもなさそうです。

…と思いきや、番組の後半ではこんなおたよりも。

「愛知県碧南市でもカブのことをパカパカと呼んでました」（Bさん）

どう広まったのかわかりませんが、同じ地域でも複数の呼び方があるようです。


懐かしのラッタッタ
「パカパカ」以外にもまだまだ呼び方があるようです。
「カブや原付などを家では『ポコ』と呼んでました」（Bさん）

「僕の住んでいる地域では、スーパーカブのことは『バタ』と呼んでました」（Cさん）

ポンポンなどはエンジン音から来ているのかという推測がつく（車のことを幼児が「ブーブー」と呼ぶように）のですが、「ポコ」になると、何が元になっているのかはよくわかりませんね。

さまざまな呼び名が飛び交う中、ここで70年代の懐かしい話が出てきました。

「スーパーカブの呼び方はあまり聞いたことがありませんが、スクーターは『ラッタッタ』と呼んでました」（Dさん）

ソフィア・ローレンのCMで一躍有名になったホンダのバイクで、CMの印象が強すぎて、中には「ラッタッタ」が商品名だと勘違いされている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の名前は「ロードパル」です。

車にも愛称が
まだまだあります。
「うちの地域では原付のことをゴンタと呼んでいました。

ホンダの『Live Dio ZX』は通称、『ゼッペケ』と呼んでました」（Eさん）

ゴンタは三重などで使われる呼び名で、

つボイ「いろんな通称がありますよね、こういうモータリゼーション。

トヨタ（スポーツ）800は『ヨタハチ』とか」

いろんな愛称ができるということは、自動車がそれだけ身近で、機械以上の思いを持たれているのかもしれません。
（岡本）

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