【広島9―5阪神】

　広島が14安打で打ち勝った。二回に会沢、堂林の連続適時打で先制。1点差の九回にはピレラが3ランを放ち、突き放した。先発の薮田は6回2失点で2季ぶりの白星を挙げた。

　8年ぶりのシーズン100安打は、貴重な一打となった。広島の堂林が1―0の一回、右翼線へ適時二塁打。規定打席に到達するなど復活した今季、安打数もついに3桁に乗せた。

　マウンドには岩田。2死一、二塁、初球の内角スライダーを強振すると打球はふらふらと上がり、右翼手の前に落ちた。二塁走者を迎え入れ、「チャンスでいい流れに乗った。追加点につながってよかった」と納得の表情を見せた。

　12年に118安打、14本塁打をマークした後、下降線をたどった。昨季は7安打。それが今季は開幕からコンスタントに出場する。夏以降、やや調子を落としたが、何とかしのいだ。「自分の中で感覚的にいいものを見つけられた。『動から動』にする意識で自然とタイミングが合ってきた」と手応えもある。

　シーズンは残り15試合。佐々岡監督は堂林について「調子が落ちても自分で打破する。そこが成長。レギュラーとして戦う気持ちが表れている」と信頼。復活したコイのプリンスが、明るい話題の少ない広島にとって、まばゆい光となっている

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0e1cc80d25522b780c69021cc4d12ecce493f9e
10/22(木) 21:44配信

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