1: : 2020/07/31(金) 06:58:03.25 _USER
日本は山国である。海外では古来より火急の報せに馬を使うというイメージがあるが、日本の通信手段といえば飛脚だろう。日本でも早馬はあったが、遠方などは舗装されていない山道を通る必要もあるなど、人の足のほうが信頼できた道も多かったのかもしれない。 そしてこの飛脚、佐川急便の企業マークなどを見ても分かる通り、ちょっと変わった走り方をしている。このマーク、江戸時代の飛脚が使っていた「ナンバ走り」という走法を模しているというのだが本当だろうか。
日本人が現在の走法を実践し始めたのはわりと最近のことで、それ以前はこのナンバ走りが一般的だったという。そしてこの走法は、北京オリンピック銀メダリストの末續選手も実践しているというのだが……。

飛脚の進化とその速度
飛脚の速さの秘密のひとつに「駅伝」がある。つまり、ひとりで全行程を走破するのではなく、リレー方式だったのである。 当然といえば当然かもしれない。自動車や鉄道などを用いた現在の運送でも担当エリアがあるし、ひとりの人間の脚力で舗装されていない山道を通って行くとなると、手紙ひとつ持っていくのに何日もかかってしまう。戦国時代や幕末などの動乱期に、火急の報せがいつまで経っても届かないでは話にならない。

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出典:国立博物館所蔵品統合検索システム

飛脚が全盛期を迎えた江戸時代の中後期頃は、この方法で民間の飛脚は江戸から大坂までを3日で走破したといわれている。3日というと、現代と比べてもあまり差がない気がする。年明けに出した年賀状など、うっかりするともっと日数がかかることだってありそうだ。 馬ならもっと早く届けられるんじゃないの? と思いがちだが、この頃日本にいた馬は北海道和種や木曾馬という体躯が小さいものがほとんど。足が太く頑丈ではあったが、西洋馬に比べると速度の見劣りは否めない。馬の機嫌をとりながらパカパカ行くことを考えると、人間の足のほうがよっぽど効率的だったのだ。 

ナンバ走りの「ナンバ」ってなんのこと?
走法も気になるが、名前も相当気になる。ナンバ走りの「ナンバ」は、どこからきているのか。 そもそもナンバは走り以前に「歩行法」であったらしく、諸説あるが歌舞伎の動作である六方(ろっぽう)を起源とする説が有力のよう。
また、右の手足、左の手足をそれぞれ同時に前に出す動作や姿勢は、農耕作業や着物や帯刀といった日本の古くから伝統や習慣にもみられるとする見解もある。

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出典:国立国会図書館デジタルコレクション

そして、肝心の名前についてだが「南蛮人のようだ」と揶揄したという説がある。こうなると「ナンバは西洋のもの?」という疑問が生じてしまうが、農耕作業において西洋と東洋で大きな動作の違いがあるかというと断言は難しく、また西洋でも帯刀はあったため「そもそもナンバは日本独自のものではないのでは」という立場を取る研究者もいるようだ。

ナンバ走りは誤解?末續選手の走法
では、第一次産業もオートメーション化が進み、帯刀をしなくなった現代、「ナンバ」は歌舞伎などの伝統芸能や佐川急便のマークでしか見られないのだろうか。実は、トップアスリートの中に「ナンバ走り」を実践している選手がいるという。それが陸上の末續慎吾選手だ。

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2: : 2020/07/31(金) 06:58:10.42 _USER
最初に結論を言ってしまうと、末續選手の走り方はナンバ走りではない。そもそも、右(左)足を前に出すときに右(左)手を前に振る走法=ナンバ走りではないのである。走法については失伝されていて映像もないため、正確な実証は難しいが、末續選手のフォームは右(左)足が前に出るときに右(左)の胸が前のめりになっている。この走り方だと胸につられて肩も前に出るので、後ろに振るはずの右(左)腕の動きが小さくなる。 右足を前に出すときには右手を前に出し、左足を前に出すときには左足を前に出すと言われているナンバ走りだが、末續選手のフォームは「脚」と「胴体上部」の連携を重視しているため、結果的に腕の振りが小さく見えるのだ。文字で表現するとなかなか分かりづらいが、腕を振らず、シャシャシャシャシャと足だけで走る忍者走りをイメージするとかなり近づけるのではないだろうか。

ナンバ走りは疲れ知らず!飛脚にはうってつけの最強走法だった
体に染み付いた一般的な走り方をナンバ走りに改良するには、相当の訓練を要する。しかし当然見返りもある。大きなところでは「省エネ」である。 一般的な走法は、足と腕の振りが交差している。この走法は上体のねじれが大きく、関節や肺などの内臓に負担をかけてしまう。一方で正確ではないものの、ねじれが小さく体への負担が少ないナンバ走りは、エネルギーの消費がおさえられるというメリットがあるのだ。末續選手が40歳を超えてなお走り続けられる秘訣も、ここにあるのではないだろうか。

そして江戸時代、すでに飛脚がこの合理的な走法を取り入れていた点は驚きだ。コンピュータも何もない時代、きっと「どうやったら疲れないか」を知恵を絞って考えたに違いない。 より速く長く走ることができるナンバ走りは、今なお研究が進んでいる。末續選手のように長くアスリートを続けている人の中には随所にナンバの動作を取り入れているという見方もあり、まさに先人が残してくれた息の長い知恵なのである。一朝一夕で会得できるものではなさそうだが、急な坂や舗装されていない道を行き来する現代の運送業や配達員にもメリットが大きい走法なのかもしれない。

https://intojapanwaraku.com/culture/111880/

4: : 2020/07/31(金) 07:08:41.24
小学低学年ときに歩き方を直させられた記憶がある。

10: : 2020/07/31(金) 08:29:28.28
忍者がそうだった説があるから
江戸時代より前からかもね

引用元https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1596146283/