赤ちゃんにいわゆる“キラキラネーム”を付ける夫婦は、自分たちの両親、つまり赤ちゃんの祖父母に相談しているのだろうか。「奇抜だからやめなさいと言われることを予想すると、相談しないほうが」と考える夫婦も中にはいるだろう。だが、その後にはこんなトラブルも…。

■赤ちゃんに呼びにくい名前を…
海外の子育て世代に人気の掲示板『mumsnet』に、このたび孫が誕生したという女性から、ある相談が寄せられた。

それは「養子だった息子が、ガールフレンドの出産でパパになりました。ところが、とんでもない名前を付けたため、私と夫はそれを避け、赤ちゃん、かわいい子などと呼んでしまいます」という内容だった。

祖父母が名前で呼ぼうとしないことは若いカップルも気づいたようで、関係が徐々に気まずいものになってきているという。

■「気まずい状態を何とかしたい」
赤ちゃんに付けられた名前は、「ストーミー＝ウォーター・クラウド（Stormy-Water Cloud）」。息子に最初にそう告げられた際、女性は「あら、変わっているわね」と答えた。とても長いうえ、天候が荒れた日の海や雲を想像し、良い名前だと褒めることはできなかったようだ。

しかし彼女は「自分たちが頑固なのかもしれず、この気まずい状態を何とか改善したいと思っているので、アドバイスをいただけませんか？」と、冷静かつ前向きな姿勢を見せている。

■埋めがたい世代間のギャップか
この相談に、掲示板には750件を超えるコメントが寄せられている。

「どうしようもない世代間のギャップ」「息子さん一家と良好な関係を望む以上、早いうちに認めちゃったほうがあなたも楽になる」「そのうちに短縮されたニックネームができるのでは」などと、若いカップルと相談者の両方の気持ちを理解したものが多いようだ。

■昨年の命名ベスト10
よくある伝統的な名を避け、ワンアンドオンリーを目指してキラキラネームを考える親が増えているのは、どの国でも同じなのだろう。

とはいえ、昨年度にアメリカで誕生した赤ちゃんの命名ベスト5は、男の子では1位から順にリアム、ノア、オリヴァー、エリヤ、ウィリアム。女の子は1位から順にオリヴィア、エマ、エイヴァ、シャーロット、ソフィアだったという。

響きがちょっとしゃれていて、保守的でもある。そんな名前は常に人気がある印象だ。

（文／しらべぇ編集部・浅野 ナオミ）

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